日本の「手仕事」の底力を世界に伝えたい
このたび、Vancouver Fashion Week様にご招待いただき、2024年の秋、パリでバレエ衣装のランウェイショーを行うことになりました。
目下、新しいコレクションの企画を、日本が誇る伝統工芸の職人など複数の外部アーティストと共に進めています。
これまでにない、新しい形のバレエ衣装のコレクションになる予感。ぜひ応援をお願いいたします。
ーそもそも、なぜパリコレに?
「あなたの作品を世界に向けて紹介したい。」
きっかけは、今年2月に突然届いた1通のメール。
日本人コーディネーターの方が、Jardin des CostumesのInstagramとHPをご覧になり、お声掛けくださいました。
「新手の詐欺?!」と一瞬不審に思ったものの、話くらいは聞いてみようとzoomで面談。
「パリオペラ座のダンサーの衣装を作りたい」という目標に対し、「ぜひその夢を応援させてください!」と画面越しでも熱意と誠実さを感じるその言葉に、3月初めにはパリコレに参加することを決めていました。
ーバレエ衣装でファッションショー??
とは言え、バレエ衣装のコレクションとしてファッション界の最高峰“パリコレ”でショーを行うことは、現時点では大変珍しく、今年9月、友人が代表を務めるバレエ衣装ブランドがコレクションを発表するのが、おそらく世界初となります。
しかし、ニューヨークシティバレエ団主催で毎年開催されている「Fall Fashion Gala」では名立たるファッションデザイナーがバレエ衣装をデザインするなど、世界的にはファッションとバレエの融合が進んでいます。
ーこのチャンスを、仲間と共に盛り上げたい
予想だにしなかった「パリコレに参加する」というこの上ないチャンスを、私一人だけのものにするではなく、日本、特に西日本にルーツを持つアーティストたちと一緒に、ワクワクしながら作品を作りたい。
その思いに、日本の伝統工芸「木彫」の魅力を世界に向けて発信しているアーティストや、フランス留学経験を経て演奏家として活動している友人の賛同を得、「新しい形のバレエ衣装コレクション」を発表することになりました。海外のファッショニスタ、アーティストをも驚かせる、日本の「手仕事」の価値を伝えられる作品を目指し、絶賛準備中です。
コラボレーションするアーティストなど、詳細は今後随時、Jardin des CostumesのHPやSNSで発表してまいります。
どうぞご期待ください。
“木”にまつわるフランス語表現
今回コラボレーションするアーティストの一人に、木彫(木の彫刻)職人さんがいます。
伝統工芸である木彫をただ継承するだけでなく、海外のデザイナーと組んで新しいジャンルにチャレンジするなど、「100年続くブランドとして成長させたい。そのためにはこれからはアートの方にも目を向けたいと思っているんです。」という強い気持ちを持って、仕事に取り組まれています。
そこで思い出したのが、“Je touche du bois.” というフランス語の慣用句。直訳すると「私は木に触れる」ですが、自分に起こった幸運なことを友人などに話した後、木を触りながらこの言葉を言うことで「この幸せがずっと続きますように」、逆に縁起の悪い話をしてしまった時には「それが現実になりませんように」と願う、験担ぎの表現なんだそう。
「パリコレでショーができる」この幸せがずっと続きますように。
そう願いながら、製作を進めていきたいと思います。
パリコレ共創プロジェクト“Bleuet”
ショーの成功を応援する「パリコレ共創プロジェクト“Bleuet(ブルーエ)”」を2023年10月よりスタートいたします。
Jardin des Costumesの活動を応援してくださる方ならどなたでも参加可能です。私たちと一緒に、パリコレ作品が出来上がっていくプロセスを体験しませんか?
プロジェクトメンバーの募集は、9月21日「ファッションショーの日」から開始予定。皆様のご参加をお待ちしております。