バレエ衣装製作講座&研究所Costume Lab.について
2023年春季を受講中の皆様からのご意見・ご感想を紹介します。
■受講の決め手になったのは?
「今まで我流で制作していたので一度基礎からしっかり学びたいと思い受講しました。」
「理論と実践の両方を学べると思ったから。」
「先生の作品が素敵だったので、ぜひ教わりたいと思ったので。」
「以前より、Instagramを拝見させて頂き、デザインがとても素敵だったので、受講を申し込みました。」
「以前から独学でコスチュームを作ったりしていましたが、とにかく、ちゃんと習いたくて、ずっと、習える所がないか、探していた所、インスタグラムでコスチュームラボの事を知り、先生の素敵な衣装を拝見し、受講したい!と思いました。」
独学や自己流でバレエ衣装を作ってるため、一度ちゃんと学びたかった、という方が多いですね。
私も昔はそうだったので、その気持ちが良くわかります。
そして、Costume Lab.は、製作技術(作り方)だけをお伝えする講座ではありません。
Jardin des Costumesの衣装デザインが素敵だから、と言って受講してくださる方も多いのですが、「なぜ素敵なデザインで作れるのか」まで学べるのが、この講座の最大の特長なんです。
Costume Lab.では、1回2.5時間の前半30~40分に座学があり、「数学的デザイン手法」と「企画力トレーニング」を解説しています。
他の衣装講座では見られない内容のため、最初は「これは必要なの?」と思って受講される方もたくさんいます。
その座学も含めて、講座全体に関して肯定的なご意見を多数いただきました。
講座の後半、約100分は製作技術の時間となりますが、前半で学んだロジカルな考え方を製作にも活かします。
ただパターンを引くだけ、縫うだけ、ではなく、製作工程にも1つ1つ理由があります。
それを知っているのと、知らずになんとなく作るのでは、結果が違うのは当然ですよね。
もちろん、「製作技術だけ教えてもらえればいいんだけど…」と思いながら受講される方もいらっしゃいますし、それで良いと思っています。
なぜなら、これまで企画やデザインをロジカルに考える機会が無かった人にはその重要性は分かりませんし、そこまで深く学ぶつもりの無い方には余計なお世話ですし。
しかし、クラスを何度か受けるうちに考え方が変わってくる方もいます。
また、苦手と感じることは誰でもありますが、克服する方法を見つけられたら、それだけでもう半分くらいクリアしたと言っても良いほど。
苦手を認識しているということは、その時点で向上心があるということですし、同じように衣装製作をする仲間と時々意見交換をしていると、いつの間にか苦手意識も薄らぐでしょう。
「いかに効率よく時間と素材を使って仕事をするか」を日々考えながら衣装を作っているため、材料はもちろんのこと、「時間もコスト」ということを講座内でもよくお話しします。
なぜなら、このCostume Lab.は「将来、衣装製作を本業にする」ことを目指す人のために開設したからです。そのため、バレエ衣装の製作経験がある方や洋裁の知識がある方を対象とし、初心者はお断りしています。
そして、Costume Lab.では、「受講を決める」という“種”を自ら蒔いた方に対し、水や肥料の情報を提供するなど“育て方”をお伝えしているにすぎません。
そこから、芽を出し、葉を広げ、花を咲かせて実を成らすのは、受講生ご本人の取り組み方次第。その水や肥料を受け入れる“土”の部分に課題をたくさん抱えている人ほど吸収力が大きく、伸びしろも大きいように感じます。
「自分なりの仮説を立ててデザインを構築し、出来上がった衣装やそれを着たダンサーの姿を見て、自らの仮説を検証する。」
PDCAを重ねて製作の精度UPを目指すバレエ衣装製作講座&研究所Costume Lab.(コスチュームラボ)では、2023年秋季の新規受講生を募集しています。
今回より、服飾専門学校2年生以上の学生も受講可能となりました。バレエ衣装に限らず様々なジャンルに応用が利くスキルを学びたい方もぜひどうぞ。
申込締切:2023年10月31日(火)まで